エクシリアプラチナ達成したので簡易レビュー的な感想
PS3 テイルズ オブ エクシリア 公式サイト
PS3で移植ではないマザーシップタイトルとしては初のテイルズオブタイトル。
おおよそ1周目45時間、2周目15時間、作業15時間の約75時間でプラチナ獲得。
今回はマップカメラがフリーで回転でき、そのせいかマップに高低差がついて段差で登り下りが出来るマップが多かった。
ナビもミニマップだけでなく□ボタンで詳細マップを見ることができたりと親切設計。
ただマップの端にしゃがんで入れる横穴はいらなかったかな。横穴に入るとマップが切り替わることが多く、マップ切り替えでモンスターシンボルが復活する仕様な上に謎解きといった特殊な仕掛けがあるマップがほとんどないので探索時間を無駄に増やすような構造をしたマップが多いのは気になった。
今回もGと同じくフィールドはなく、ワールドマップを入手した時点でファストトラベルが可能と便利極まりない。今後とも実装して欲しい。
戦闘はVをベースにCCをACという消費CCを一律1にしたものが導入された。CCとの違いは前述の消費、回復が一瞬であること、クリティカルを出すことで最大値が増えるといったあたりだがTPもあるので実質的には連携回数という認識でよい。最初はTP消費もあるから足りなくなるというだろうと危惧していたがスキルでのTP回復が豊富だったり術技の使い込みでTP消費が減ったりオートアイテムの設定など救済もしっかりしてるのでそんなことはなかったと。
またキャラごとに回避や術技を出す際の操作、挑発で起こせるアクションが違っていて、キャラ性能の違いがいつも以上に明確で毎回言ってる気がするがどのキャラを操作しても楽しいのはよかった。
今回の目玉は戦闘メンバーの内の1人とリンクすることで特定のスキル、HP、TPの回復値、ステータスの共有、共鳴術技、背後カバー、挟撃、気絶解除、固有アクションといった様々な恩恵を受けれるリンクシステム。
作中でも何度かチュートリアル戦闘があって親切なのだが、今回の目玉だけあってリンクありきなバランスなのかなというのは感じた。リンクしないと秘奥義も出せないし。
まぁ戦闘難易度設定はあるのだがそれとは別なもっと根本的な部分で。
今回の育成は
レベルが上がるとポイントが貰えるので、それを割り振って能力値を上げていく。
腕力や敏捷、HPなどの基本的な能力だけではなくスキルや術技も全てオーブで取得する事になる。形が六角形になっていて、それぞれの頂点が各ステータスに対応。
アイコンが違うスキルを3つ取得するとオーブが成長して、成長限界が伸びて新しい術技やスキルを覚えられるのだが、そのスキルを取得しないと成長できずに頭打ちになって術特化なり物理特化なりの個性は出せないのは残念だった。まあ最終的なパラメータは変わらないわけだが。
スキルはいつもと同じ。SPが足りなくてグレードショップで消費SP1が欲しいところまで一緒。
シナリオは予想以上にミラ編があっさりな場面が多すぎて初回プレイはジュード編強制、ミラ編はクリア後解放の方がよかったんじゃないかと思うレベルだがまあやはり大した違いがないのに2周推奨する公式ってどうなのかなと思ったがそこまで大きく違うわけでもないし自分がジュード編からやったからそう感じるだけってことに。メインシナリオは同じだし。
総評としてはなんか新規ユーザー意識しすぎなじゃないかなという印象。
過去作要素はほんとに数える程度で、闘技場でのゲストもなし、隠しダンジョンはインアンのセラゲよりもひどいマラソンのみ、おまけに完全版を匂わせるイベントの存在と15周年タイトルがこれでいいのかな。それでもプレイは快適だし戦闘は相変わらず楽しかったので点数的には85点で良ゲーではあると思いますよ?
って感じ。初週ハーフとか望まれてたハードに出した結果ですな。望まれてた出来というにはちょっと疑問符が付いちゃったけどもっと売れてほしいものですな。